高橋染物店~2話~
手染めってどうやるの?
暑い夏を涼しく過ごすための魚河岸シャツをもとめて焼津に来たタイケンダーの二人。 |
高橋染物店(焼津市) |
第2話は、手染めの工程を紹介するよ。 | |
よし、じゃあ「糊おき」をはじめよう。作業はまるでケーキのデコレーションみたいだけど、コレがなかなかむずかしいよ。
デコレーションケーキ!?食べたい!!
想像できないなぁ・・・「糊おき」ってどんなことをするのかな?
まあとにかく見てて。
ケーキのしぼり袋に似てるでしょう。これに糊を入れて・・・
ねばってますねぇ、糊が。
そう、ゆる過ぎてもやりにくいからね。ちなみに、この糊は・・・
高橋さんメモ この糊は、もち米・ぬか・塩・石灰少々を水で練ったものだよ。化学製品ではないから、染めた後に水に流しても自然に帰る「環境にやさしい」糊なんだ。 |
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ええ!?食べても平気なの!?
うん。ぼくなんか、しぼり口に残ったあまりの糊を手でふいたりするのは面倒だから、作業途中はなめてしまうよ。
ど、どんな味がするだか・・・。デコレーションケーキって言ってたから、生クリームの味か・・・。
いやいや、まあ・・・糊の味だよ![]()
さあ、描き始めるよ!
高橋さんメモ
出だしで糊を出し過ぎて、ぶ厚くならないように。終わりでも糊が多すぎないように注意しながら描いていくんだ。全体的に2~3ミリの厚さになるように、力を加減しているよ。
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高橋さんは、ささっと描いてますけど、けっこう気をつかってるんですね!
のろのろやってたら、糊は乾いちゃうし日が暮れるら!
そうだね、職人は手際よくやらないとね!ささ、続きを描くよ。
ただ下描きをなぞるだけじゃダメなんだ。まわりとのバランスを見ながら糊をつけて・・・
糊の泡が残っていたら、指でなじませて・・・
あとは糊を乾かすだけですね!
イヤ、まだまだ。布の目が粗い場合、布の中の空気が糊へ出てしまって、糊のつきが甘くなるんだ。だから、糊が乾かないうちに、裏からハケで水を付けるよ。
糊がぬれているうちに水をつけるから、糊が裏までしみていくよ。でも、あんまりたくさんの水分を含むと、糊がにじんでしまうから・・・
刃を取った包丁で、水分を払っていくよ。木べらを使う時もあるけど、包丁の方がいいね。
糊が完全に生地にしみるように水を含ませて、それから乾燥させるんですね!
そうだよ。よし、いいかな。外に出して干すとしよう!


★待つこと数十分★
糊がしっかり乾いてるか、さわって確認するよ。乾燥が足りなかったり、雨にぬれたりすると、染めた後に白い部分がキレイにならないからここは大事なところだよ。糊がへこんで、下に盛り上がっていたら、OKだね。次は染めに入るよ。
いよいよ”染め”が見られるだな?
機械を使わない「手染め」ってどうやるのかな?
染料をハケでつけていくよ。この作業を引き染め(ひきそめ)と言うんだ。
糊おきをした表の方に、上からハケで染料をぬっていくよ。その後、裏返して・・・

染料がしみなくて、白く毛羽立ったところがあるから、裏からなじませるよ。文字のまわりの細かい部分はこうやって・・・
小さなハケや、そのおシリで軽くたたいてなじませるよ。これをやらないと、染めが甘い部分が白く残ってしまうんだ。・・・よし、また外で乾燥ダー。
糊おきしたオモテ面をハケで全部塗って、その後、ちゃんと染まっているかウラ面をチェックしながら仕上げるですね!
よぉ~し、また乾燥するまで待ってね。
うずうず・・・オレっちも”染め”を体験したくなってきたぞ・・・うずうず・・・。
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じゃ~ん。タイケンダーのお2人、ごくろーさまでした。
さ~て、今回のタイケンダーの潜入先をご紹介しますね。
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「糊おき」や「手染め」の工程は理解できたかな?機械に頼らない職人の技だね。
今回は紹介できなかったけど「下書き」も手作業なんだって。すごいよね。
さて、染ちゃんの職人技を見て、コン太君もうずうずしてきたみたい。タイケンダーの名にかけて、何か体験してきてくれるのでしょうか・・・。
さて次週は「ミニ大漁旗」作りにチャレンジ!
来週木曜日を楽しみに待っててね。
そんじゃ、ばいばい~♪

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